ばっかり食べを注意されるのはなぜ??
こんばんは、栄養士かせいじんです!
今日は ” ばっかり食べを注意されるのはなぜ?? ”
についてお話したいと思います。
みなさん
肥満予防やダイエット向けのテレビやSNSなどで
「キノコなどの水溶性食物繊維を最初に摂りましょう」
・・・と目にすること、ありませんか?
でも、子どものころは
「おかずばっかり食べてないで、ごはん・味噌汁も食べなさい!」
と、怒られませんでしたか?
私は、怒られました←
私はお米が大好きだったので、絶対ごはんから食べる派で・・・
・・・と、私の話はさておき
” なぜ、子どもの頃は ばっかり食べ について注意されるのか? ”
疑問に思いませんか?
そのことをお話したいと思います。
↓↓
以下の順にお話ししていきます。
- ばっかり食べとは?
- 三角食べとは?
- 三角食べをススメる理由
- 味蕾(みらい)とは?
1,ばっかり食べとは?
まず、”ばっかり食べ”とは何か?
ごはん・おかず・汁物 が食卓に並んだとします。
汁物をすべて完食→おかずすべて完食→ごはんすべて完食
・・・の食べ方を”ばっかり食べ”といいます。
”片づけ食べ”とも言うそうですよ。
2,三角食べとは?
ずばり、ばっかり食べの反対ですね!
汁物→おかず→ごはん→汁物→おかず→ごはん・・・
と、行ったり来たりと交互に食べることを言います。
3,三角食べをススメる理由
栄養士的な立場から言えば
この”三角食べ”をオススメします。
三角食べのメリットは、様々ありますが、
私の中でやった方が良い一番の理由は
”味覚を豊にする”ことです
ごはんとおかず・汁物を一緒に食べることで、口内で味付けの濃さを調整できたり、
色々な食材が口内で混ざり合うことで味の深みや旨味が生まれます。
これを”口内調味”といいます。
子どもの食事は薄味で良しとされるのも、これがあるからといっても良いと思います。
そして口内調味でしっかり味わうことによって噛む回数が増えることで消化吸収を助け、脳が活性化し集中力などが高まります。
4,味蕾(みらい)とは?
みなさん、”味蕾(みらい)”という言葉を聞いたことはありませんか?
味蕾は、みなさんの舌にあって、味覚を感じる細胞のことです。
この味蕾は、年齢を重ねるごとに減っていきます。
味蕾が減ると味を感じにくくなります。
味を感じにくくなると、元の味付けに満足できずに醤油や塩を足したりしてしまいます。
ですが味を感じなくなっているだけであって、その分の塩分は摂取しているには変わりないため、そのような食生活を続けていると高血圧や生活習慣病など病気にかかりやすくなってしまいます。
ちなみにこの味蕾
なんと子どもの頃は大人の3倍もあるんです!
だから子どもは
ピーマンなど苦い野菜 や えぐみのあるほうれん草、酸味のある料理が苦手なことが多いんですね。
そのため
子どもの頃から濃い味に慣れてしまうと、若くして病気にかかりやすくリスクも高くなります
↓↓
たかが ばっかり食べ
されど ばっかり食べ
どう感じましたか??
ちなみに、我が家でも3歳長女に三角食べをさせています。
でも、きちんと声掛けしないとばっかり食べになってしまうので、注意して様子見しています・・・。汗
声掛けも結構 根気いりますからね・・・
無理しない程度に、見守りながら習慣づけを頑張っていきます!
では、また次回もお楽しみにしてください♪