どう食べさせる? ~柿・りんご・梨~
こんにちは、栄養士かせいじんです!
今日は ” どう食べさせる? ~柿・りんご・梨~ "
のお話をします!
最近実家へ帰ったのですが
柿とりんごをもらいました。
それがすっごく甘くて美味しかったんです。
柿は母の友人が送ってくれたものらしく
近場で買えないのが残念でしたが・・・
正直、子どもの頃は柿は苦手で
大人になってから食べれるようになりました。
最近の果物は本当甘くなっていますね。
子どもも果物好きですよね。
ですが
保育所などの施設での果物の提供の仕方に見直しが入りました。
- 何故見直しが入ったのか
- 保育所等の施設での提供は
- 家庭での食べさせ方
・・・の順にお話をしようと思います!
↓↓
1.何故見直しが入ったのか
誤飲の事故発生が多いため、見直しが入ったそうです。
柿・りんご・梨が?と思う方もいらっしゃると思いますが
咀嚼(そしゃく)により細かくなったとしても
食塊(しょっかい)の硬さ・切り方によっては詰まりやすい食材なんです。
ふとした時に ヒュッと喉に入って詰まらせてしまうそうです。
2.保育所等の施設での提供は
国のガイドラインに沿って、私の勤めている職場にも市から「保育園での給食提供の手引き」として書類が送られてきました。
そこに載っていた提供方法は
◎りんご・梨
→1歳~1歳半(離乳食完了期)まで 加熱して提供
◎柿
→1歳~1歳半(離乳食完了期)まで
加熱りんご等の代替えで提供
と、加熱や代替えでの提供方法を載せています。
柿はバナナ等に代替えでも良さそうですね。
3.家庭での食べさせ方
「2.保育園等の施設での提供の仕方」を読むと
1歳半まで食べさせてはいけない?と思うかもしれませんが、そんなことありません。
寧ろ1歳過ぎたらご家庭で生の果物を食べる練習をしていってほしいです。
※アレルギーの場合もあるので、あげるときは注意する必要があります。
では、どんなふうに食べさせれば良いか?
りんごを使って切り方紹介します。
柿と梨も同じように切ってもらえればと思います。
①大きさ・形を気を付ける
くし切りでも、例えば
8等分に切ったものをさらに4等分スライスしたり
スライスだけでは不安であればさらに小さめから始めてみても。
そこから順に始めて、様子見しながら徐々に
くし切りを大きくしていけば、食べる練習になります。
②食べるときの環境
TVや玩具など、興味がほかに行ってしまうようなものは付けない・隠すようにしましょう。
TVに気をとられたり、玩具で遊びながら食べてしまうと
ふとした時にヒュッと喉に詰まらせてしまう可能性があります。
③口に食べ物が入っているときのお約束
口に食べ物が入っているときは
しゃべらない・ふざけない ことをお約束しましょう。
行儀よくないのはもちろん、こちらも喉に詰まらせる危険があります。
④食べているときは必ず大人がそばに
やはり、食べているときは何が起きても対処できるように
大人がそばにいて様子見をしていましょう。
1歳半(離乳食完了期)までは食べる練習です。
ピアノや書道などの習い事と一緒で、先生はいつでも教えられるよう生徒のそばにいますよね。
そんな感覚です。
こう聞くと拘束されているように感じますが
一緒に食事をとったり、そばで洗濯物をたたむ等の家事をしながらでも良いと思います。
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以上がお話でした。
ちなみに、”スターカット”という言葉をきいたことはありませんか?
スターカットは、リンゴを横に輪切りにしたやり方で、
真ん中の芯が星型に見えるからこのような呼び方になっています。
真ん中の種周りだけが食べられず、他は食べられるので、捨てる部分も少なく済みます!
子どもには、りんごの芯を食べないように
くりぬいてからあげた方が良いでしょう。
クッキー型でくりぬいてあげると、とってもかわいいです!
※りんごの芯にある種は毒性があるので食べないように注意が必要です。
このりんごを3歳長女にあげてみました。
「うわぁ~きらきらぼしだぁ~!!」
と嬉しそうに食べていましたよ♪
初めて皮ごと生で食べさせてみました!
食べてくれて良かったです。
皮にはポリフェノールを含み、抗酸化作用がありますから
身体に良いですからね。
大人のかたにも皮ごと食べることをオススメします。
では、またお楽しみにしてください♪